「SWITCHインタビュー 達人たち」海部陽介さん・満島ひかりさん

『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』はNHK Eテレで毎週土曜の夜10時からの1時間番組。

番組紹介

この番組の特徴は、注目される人物と その人物が対談したい相手を選び、互いにインタビューし合うドキュメンタリー。

今回登場する人物は、人類進化学者の海部陽介さんと俳優の満島ひかりさん。

海部さんは国立科学博物館に勤務する学者で、父親は天文学に詳しい人には御馴染みの元国立天文台 台長 海部宣男氏。

海部陽介さん当人は筏を作って自ら海に出て、太古の人類がどのように海を渡ったかなど体を張った研究を行うこの道の第一人者。

一方 満島ひかりさんは鬼気迫る立ち回りが持ち味の俳優で、個人的には若手No.1の演技力の持ち主。

番組中の注目キーワード

海部さん

「筏を作るために材料を調達するなら 山の植物の事を知らなければならない」

これは どんな分野にも言える事だが例えば、

『写真を撮るためにカメラやレンズの事ばかり知ってもダメ』

『撮る対象の事、例えば花なら どんな場所を好んで生育し、いつ何どきに咲いているかを知るのが大事』であるのと同じだと思う。

満島さん

「演技をするには魂や肉体の深層心理を探る」と言う。

例えば彼女は「腕を上げているときは、こういう気持ちになるだろう」といった「仕草と そのときの心の在り方」を探りながら演技を完成させているようだ。

なるほど彼女の演技には鬼気迫るモノが有るわけだ。

見えない「心のうち」を表情や仕草で演じているということなのだろう。

彼女の演技を見ていると場面によっては、見ているこちらが震えるというか、恐ろしく感じてしまうほど迫真の演技をする。

そんな演技をこなす背景には、こんな感情や思考があったのかと感心させられる。

他にも二人のやり取りの中で「研究のやり方は探偵の仕事のよう」など普通では知りえない研究職や俳優業視点の興味深いコメントが多々ある。

研究や演技に興味がある人 必見の番組。

追申

ドラマ好きで 当BLOGでも俳優についてあれこれ批評している私だが基本的には、

「俳優業をこなす人を尊敬している」

多くの人は芸名を使って公人として過ごすだけでなく、ひとたび俳優の仕事をする時は別の名前・人格・環境の他人になるという仕事は なかなかできるものではない。

こういった事を生業(なりわい)にするのは潜入捜査官や諜報員くらいのものだろう。

長い期間 他人でいる事を続けたら普通の人なら気が狂ってしまうのではなかろうか。

それを仕事とはいえ こなしてしまうのだから凄いと思う。

それに敢えて土砂降りの中で佇んだり、海や川に飛び込んだり、走り続けたり おいそれとできるものではない。

ただただ尊敬するばかりだ。

NHK ドキュメンタリー関連 BLOG内リンク>NHK ドキュメンタリー関連

**「エントロピー増大の投稿」を御覧 頂きありがとうございます。**