NHK BS「ツングースカ大爆発の謎」

12月14日(木)の夜10時から放送される「コズミック フロント☆NEXT」

テーマは「ツングースカ大爆発の謎」で今から100年ほど前の出来事。

当時の世界は第一次世界大戦の前頃だったが、ツングースカの大爆発は後の噂では「放射能が検出された」や「あれは核爆発だった」「宇宙人が起こした」などの荒唐無稽なものまで飛び出していた。

核爆弾が地上に表われたのは1944年ごろの話しでツングースカの大爆発より後の話し。

後の調査でこの説は否定されることになる。

番組紹介

公式ページでは、

「およそ100年前にシベリア・ツングースカの針葉樹林で大爆発が起きた」

「強烈な爆風と熱で2000平方キロメートルもの範囲の木がなぎ倒れされて大炎上」

「当初は誰もが爆発はいん石によるものだと信じたが、欠片もクレーターも発見されず」

「これを受け、科学者たちはユニークな説を次々と発表してきた」

「1世紀以上にわたって科学者たちをとりこにしたツングースカ爆発のミステリー」

「最新の調査から生まれた驚きのシナリオを紹介する」

と紹介されている。

独り言

1908年に起きたツングースカの大爆発に関しては 一定の決着が着いている。

その内容や結果に至った経緯を書き記すと完全なネタバレになってしまうので今回は違った視点の話しを紹介。


隕石落下と言えば2013年に人的被害もニュースにのぼったロシアのチャリビンスクに落下した話が記憶に新しい。

ツングースカと合わせると地球への巨大隕石落下は この100年の間に2回起きていることになる。

また少し前に地球ではないが1994年に木星へのシューメーカー・レビー第9彗星の突入(落下)が太陽系内のイベントとして思い起こされる。

木星に関して言えば観測技術が発達し21世紀に入ってからは数年おきに隕石の落下が認められており、宇宙規模で見れば日常茶飯事と言えるイベントであることが分かってきている。

参考サイト

ウィキペディア ツングースカ大爆発

ウィキペディア 2013年チェリャビンスク州の隕石落下

ウィキペディア 木星への天体衝突


ただ地球には何故 木星ほど巨大な隕石が落ちてこないのか。

科学者の見解の主流は「地球よりはるかに重力の強い木星が地球の外側にあるため木星が盾になっている」というもの。

それでも6500万年前の恐竜を始めとした大量絶滅を引き起こしたとされる巨大隕石落下が起きている事を考えると予断は許さない。

現在、巨大隕石の落下に関しては米国NORAD(ノ―ラッド)を中心に各地の天文台が連携を取る形で監視を続けている。

だが、それらの機関・組織の多くは別の役目の方に重点を置かざるをえないのが実情。

天文学者の多くは隕石落下に関して今より専門的な機関を設けるべきと提唱しているが予算や認知度の問題で大規模な組織は実現していない(※1)


ツングースカ大爆発は2000平方kmの範囲の木が倒れて炎上するなどの結果は残っていても実際に何がキッカケでどういうプロセスだったかは推測の域を出ない。

チャリビンスクの隕石落下についても隕石の残骸は幾つかに分かれて広い範囲に飛び散り、大きな塊の一つは湖の遥か底に埋まったと考えられているが定かではない。

調査対象が地球周辺とは言え宇宙規模なので時間・費用・労力が実情について行っていない現実がある。

余談

巨大隕石落下の監視には1996年に設立された「スペースガード(協会)」があり日本にも その協賛組織である「日本スペースガード協会」がある。

日本以外の協賛国にアメリカ・オーストラリア・フィンランド・イギリス・ドイツ・イタリアの合わせて7か国があるが、2013年のチャリビンスク隕石落下の事前検知には至っていない。

それほど宇宙は広大で地球の周囲に限った全天をカバーするだけでも観測は難しい。

おそらくだが、今後は人工衛星を使った観測なども視野に入れる必要がある。

だが、スペースガード協会が監視する対象の一つであるスペースデブリ(宇宙ゴミ)を増やす行為になるため実施に移すには苦渋の選択が迫られることになるのだろう。

地上からの観測を元に何らかの数学モデルが見つかるなどブレークスルーが望まれる。

参考サイト

ウィキペディア NORAD(ノーラッド)

ウィキペディア スペースガード(協会)

ウィキペディア 日本スペースガード協会

コトバンク スペースデブリ

コトバンク 数理モデル

コトバンク ブレークスルー

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