「AIに聞いてみたどうすんのよ日本!」番組まとめ

2018年

NHK総合で放送された「AIに聞いてみたどうすんのよ日本!」

番組紹介

番組はNHKが蓄積した1万5千人10年分のデータなどをインプットしたAIがまとめたデータの一部を取り上げる。

取り上げる項目をまっとうするには何が必要か、どんな波及効果があるかを感情抜きにAIが判定する。

ただしデータを取り上げるのは人間。

また新しく生み出されるものは表示されない。

今回のAIに対するネット上の意見にはAIの概念を含めて賛否両論あるようだ。

だが、膨大なデータを人間が分析する事を考えると、AIはデータ処理・分析装置(ツール)として見る分には価値がありそうだ。


番組MC

マツコ・デラックス

NHKアナウンサーの有働由美子

ゲスト

坂田一郎(東京大学 政策ビジョン研究センター 教授)

柴田悠(京都大学 共生人間学/人間社会論/社会行動論 准教授)

解説にNHK政治部記者 大越健介

NHKディレクターでAI開発・オペレーター 阿部博史

ナレーション

近藤正臣

芦田愛菜


目次

独り言

番組内容

『健康になりたければ病院を減らせ』

『少子化を食い止めるには結婚よりもクルマを買え』

『ラブホテルが多いと女性が活躍する』

『男の人生のカギは女子中学生の”ぽっちゃり度”』

『40代ひとり暮らしが日本を滅ぼす』

独り言

各項目の内容を少し掘り下げる前に独り言を書いておくと、

『今回のAIが導き出す結論は感情を基にした人間の動きを反映するが、思いもよらない効果を示す。』

『何か特定の事を向上させる目安になるが、最終的にそれが幸せをもたらすかどうかは別問題』

『もしAIに従って社会を動かす場合 それに従属しなければならない』

例えば女性の社会進出を向上させるためにラブホテルを増やし出生率を増やすため自動車購入数を増やした場合は犯罪も増える。

このとき犯罪を予め予測して抑止したらAIの予測が崩れ 結果 女性の社会進出が減ったり出生率が減ることを意味する。

そして実際にそうなるだろう。

思うに今回のAIが導き出している結論は、

『社会が何かの犠牲の上のバランスで成り立っていることを示している』

ではないかと思う。

そういった視点で見るなら今回のAIは興味深い。


ただ これが政治に使われたりすると恐ろしい。

「特定の産業を守り維持するために**産業はここ数年犠牲になってもらおう」

などとなり、それが

『人の生死に関わるなら恐ろしい映画の世界と一緒』だ。

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 番組内容

注:番組で取り上げていなくても個人的に注目し記録した要素も有ります。

『健康になりたければ病院を減らせ』

>病院が減るとAIが判断する普及効果の一部を抜粋すると、

・バナナの購入額が増える。

・10代前半の人口が増える。

・癌患者が減る。

・65歳以上の死亡数が減る。

・在院患者数が減る。

この中で「在院患者数が減る」は病院数が減れば当然起こりうる要素。

だが「バナナの購入額が増える」などは直感的に結び付きにくい要素もある。

ただしNHKの取材した地域では現実にAIが導き出した結果と似た現象が起きている。

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 『少子化を食い止めるには結婚よりもクルマを買え』

>AIで婚姻数を増やした時の副次効果としては、

・即席めんの購入額が減る。

・身体障碍者手帳交付数が減る。

・就業男性者のスポーツ平均時間が増える。

・男性癌患者数が減る

・男性死亡者数が減る

・自殺者数が減る。

・製造業従事者が増える。

・男子中学生の走りが遅くなる。

ただし何故か出来ちゃった婚が減り、出生率も減る。

AIが導き出す出生率を上げるには、

・製造業付加価値額を増やす。

・乗用車保有数を増やす。

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 ここで乗用車保有数をAIで増やすと、

・平均寿命が延びる

・ラーメン店数が増える。

・貯蓄額が増える。

・高卒初任給が増える。

・工業生産額が増える。

・交通事故発生件数が増える。

・高齢者がいる世帯数が増える。

・世帯主小遣い額が増える。

・老人クラブ会員数が減る。

備考

1990年ごろから夫婦当りの平均出生数は1.5人で横ばい

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 『ラブホテルが多いと女性が活躍する』

>ラブホテルの数をAIで増やすと、

・女性就業者の平均仕事時間が増える。

・女性の給与が増える。

・できちゃった婚率が増える。

・窃盗発生件数が増える。

・乗用車保有数が増える。

・コンビニエンスストア数が増える。

・20代未婚率が減る。

・二人以上世帯の光熱費が増える。

・葬儀費用が減る。

・バナナの購入額が減る。

現実には「終電を逃した女性のラブホテル利用が増えている」また「海外からの観光客のラブホテル利用が増えている」

これは宿泊費用が安い事が要因のようだ。

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『男の人生のカギは女子中学生の”ぽっちゃり度”』

>女子中学生の肥満指数が増えると、

・入院患者数が増える。

・脳血管疾患死亡者数が増える。

・30代前半男性の未婚率が増える。

・幼稚園児数が増える。

・男性完全失業者数が増える。

・国民医療費が増える。

・40代男性離婚率が増える。

・65歳以上の有効求職者数が減る。

・男性残業時間数が減る。

・55歳以上の就業件数が減る。

・男性の年間賞与額が減る。

・40代前半女性の人口が減る。

・就業者男性の趣味・娯楽平均時間が減る。

・日経平均株価が減る。

以上の結果から番組出演者は女子中学生の肥満率は(5年後の)経済指標に表れていると結論づけた。

番組ゲストのコメントによると女子中学生の肥満率は「炭鉱のカナリア」

炭鉱で有害ガス発生の危険を察知するカナリアの鳴き声は『女子中学生の”ぽっちゃり度”』で これが経済指標を告げているとした。

関連記事

ウィキペディア 「炭鉱のカナリア

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『40代ひとり暮らしが日本を滅ぼす』

>40代ひとり暮らしが増えると、

・生活保護者数が増える。

・自殺者数が増える。

・餓死者が49%増える。

・空家率が27%増える。

・出生率が12%減る。

番組には出演者の他に一般視聴者も観覧しているが全員40代ひとり暮らし。

番組内のインタビューに対する回答はAIが導き出す内容と合致していた。

どうやら40代ひとり暮らしが増えると経済的打撃が大きいと予測している様だ。

備考

40代ひとり暮らしが全人口に占める割合は約2%(249万人)だが日本を滅ぼす要素としてAIが導き出す要因の第二位だった。

ちなみに第一位は核家族世帯数、第三位が病院数、第四位女子中学生肥満指数、第五位が平均婚姻年齢だった。

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追申

番組では進行を面白くさせるために『40代ひとり暮らし』を最後に取り上げたと思われる。

でも、現実的な問題として候補にあがっていて一位にランクされていたのは『核家族世帯数』

この要素が どの様に社会に波及するのかを知りたかった。

別の機会に取り上げてもらえたら嬉しいのでNHKにリクエストしておこうと思う。


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