「太陽に謎のリング その正体は?」番組まとめ

2017年

8月23日(水)の夜11:45から明けて0時45分まで放送される「コズミック フロント☆NEXT」

この時のテーマは「太陽に謎のリング その正体は?」

この番組は先週8月17日(木)と初回2016年に放送されていたものの再々放送。

内容を要約すると、

「50年前に見つかった太陽のリング」

「その後の観測でリングの存在を再確認したり 何年後かに消えてしまったり存在が謎になった。」

「2016年のインドネシア皆既日食で日本のチームが太陽のリングの観測に挑む」

 

私は先に投稿していた再放送日時の8月17日に視聴した。

 

以下番組内容を紹介し最後に独り言を記しておこうと思う。

番組まとめ

・1966年米国コロラド州に住むロバート・マックイン氏が南米ボリビアに赴き皆既日食を利用して赤外線で太陽コロナの観測をした。

・そのとき太陽半径の4倍のところで赤外線の強さが高い部分を発見した。

・7年後の1973年フランス パリ天文台のピエール・レナ氏が音速機コンコルドを使ってアフリカ上空で皆既日食を追いかけながら赤外線で観測。

・73分間にわたる観測で やはり太陽半径の4倍のところで赤外線の強さが高い部分を観測した。

・日本の 京都大学情報大学院大学 向井正教授の発表した理論では、計算により太陽近くに有る塵が集まる位置が太陽半径の4倍のところが最も多いとした。

[この後の観測で太陽のリングが消える]

・1983年京都大学名誉教授 舞原俊憲氏がインドネシアの皆既日食の時に赤外線で観測するも太陽のリングの存在を確認できず。

・1991年 ハワイ マウナケア山 山頂での皆既日食の時に赤外線で観測するも太陽のリングの存在を確認できず。

・その後の理論研究により太陽周辺の塵の元は彗星ではなく小惑星が太陽の重力に引き込まれ そのうちのいくつか同士がぶつかって形成されたと考えられた。

・その後の恒星観測でカリフォルニア大学のカール・メリス氏がケンタウルス座にある太陽とほぼ同じ大きさの恒星 TYC8241 2652 1で2009年には周辺に塵成分があったが翌年2010年の観測で無くなったことを発表。

・2016年に先に登場した京都大学情報大学院大学 向井正教授や国立天文台など計3チームが日本からインドネシアに行き皆既日食の観測を行った。

・2016年の結果は太陽リングは観測できず。

・ただし日食当日の薄曇りの影響も考えられるので観測自体は不完全だった。

・今後はNASAで太陽観測衛星「ソーラー プローブ プラス」が2018年に打ち上げ予定。

・「ソーラー プローブ プラス」は太陽半径の8倍程度まで近づき様々な観測をする予定で このとき太陽リングについても新たな発見が期待されている。

[番組内余談]

・太陽のまわりに何かあるという事は今から300年以上前から考えられていた。

・パリ天文台の初代台長ジャン・ドミニク・カッシーニ(※1)は日没後や夜明け前の数時間 夜空に輝く光の帯を発見。

・光の帯は太陽を公転する軌道面に見られ 後日「黄道光」と名付けられた。

・その後黄道光については1/1000~1/100mmの塵に太陽の光が反射していると考えられた。

※1:カッシーニは土星の衛星発見に貢献した天文学者。

その功績をたたえ土星の衛星の一つに名前が付けられたほか、NASAが打ち上げた土星探査衛星の名前にも使われている。

[独り言]

本番組放送より少し早い時間に別に投稿した通り夜9時からNHK BSプレミアムで放送される「コズミック フロント☆NEXT」では「速報!アメリカ横断 皆既日食~太陽の秘密に迫る」が放送される。

テレビのニュースを見ると米国の幾つかの場所では皆既日食を観測できたようなので何らかの発見が期待できる。

その中に太陽リングの観測は無いのだろうか、期待してみたい。

そして今までの観測云々とは別に日本で打ち上げている太陽観測衛星「ひので」は常に宇宙空間にあり太陽を見ている。

この衛星では太陽リングについて観測をしていないのだろうか疑問に思い「ひので」について調べてみると「赤外線観測装置が積まれていない」

残念ながら太陽リングの観測は別の機会か、一番可能性が高いのは太陽観測衛星「ソーラー プローブ プラス」による発見になりそうだ。

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