タシギは田んぼでダンスを踊る愉快な鳥

2018年

タシギは冬鳥として日本に飛来するシギの仲間。

特にタシギ(ジシギ)属の仲間には4種種類いてタシギ・オオジシギ・ハリオシギ・チュウジシギがあって見分けが難しい。

ただハリオシギとチュウジシギは春よりも夏秋の渡りの時に旅鳥として飛来する日本では希少種。

オオジシギは夏鳥として訪れるがほとんどの場合は旅鳥なので冬に見られるタシギの仲間では、まずタシギだろう。

このタシギ属の特徴はお尻をふりふりしてダンスを踊っているかの様子。

今回は動画に羽づくろい・水浴びとダンスの映像を交えて紹介。

タシギ

目次

基本情報

名前の由来

模様

食べ物

生態・性格

[基本情報]

名前:タシギ[田鴫]

分類:チドリ目シギ科タシギ属

全長:27cmでムクドリとハトの中間サイズ

生息範囲:一部旅鳥、主に冬鳥として北海道を除く日本に飛来する

生息地:冬の田んぼや用水路・池の水際など

日本以外の生息範囲:留鳥としてアフリカ大陸南部・南米に、夏鳥として北米カナダ周辺やユーラシア大陸中緯度より北に、旅鳥としてアフリカ中部・ユーラシア大陸南部(インド・東南アジア)・北米の主にUSAに生息する。

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[名前の由来]

タシギの名前の通りタシギ属の中でも特に水辺を好む性格で田んぼで見られることが由来。

シギの由来は羽音が繁繁しく「繁(シゲ)」が転じたとする説、「嘴(ハシ)長(ナガキ)」とする説、羽をシゴクことから「シゴキ」から来る説がある。

ちなみにコトワザの「漁夫の利」にシギが登場する。

シギがハマグリを食べようとしたらハマグリが貝殻を閉じてシギがもがいているところへ漁師がやって来てシギとハマグリを捕まえる。

二者が争っているところで労せずして第三者が利益を得る様子をあらわす。

タシギ

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[模様]

オス・メスほぼ同色

ほぼ全身が黄色みのある褐色。

頭側線や過眼線は黒く、頭側線は頭頂で太くなり額で細い。

過眼線は目先で太くなる。

体上面には羽縁がつながって白い帯状になった模様が数本あって目立ち、タシギ属特有の複雑な模様を作っている。

体下面は白くクチバシはまっすぐでタシギ属の中でも長め。

またタシギ属の中では尾羽が長めで静止時には翼端から突き出す。

尾羽の枚数は12枚から18枚あり多くの個体は14枚。

(威嚇するときなどに尾羽を開く)

タシギ

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[食べる物]

虫、魚、ミミズなどの小動物

湿地の土の中を長いクチバシで突いて捕獲するほかにお尻を上下に振ってダンスをするような行動を取る。

これは土中にいる虫や小動物を脅かして はい出てくるように仕向けていると考えられている。

タシギ

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[生態・性格]

警戒の仕方は同じく冬の田んぼに飛来するタゲリとは対称的でじっとしていてやり過ごそうとする。

かがんで田んぼやあぜ道に同化する方法を選ぶようだ。

ただし飛んで逃げる時はジグザグに飛んでいるようで この様子がハンティングの対象にさせる。

ちなみにタシギの英名はsnipe

これが狙撃手=スナイパーの語源になっている。

シギ科の鳥は視覚よりもクチバシや体を震わせるなどの特徴で獲物を捕獲する様に進化した様だ。

そのため捕獲する獲物や場所に合わせてクチバシの形にバリエーションがあると考えられている。

本種は田んぼでの捕獲に適した細く長く真っ直ぐなクチバシを持つようになったと考えられる。

[YouTube]

[Powed by filmora]

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