キツツキの突きは脳に損傷を与えている?!

2018年

ニュース

ロイターの記事によれば連続して樹を突くキツツキの行動は今までは大丈夫だろうとみられていた。

ところがボストン大学・医学部の大学院生が研究したところ『今までと逆の結果が示唆されたようだ』と述べた。

研究では、キツツキの一種であるセジロコゲラと、木をつつかないハゴロモガラスの脳繊維を調査。

その結果、人間では神経変性疾患や頭部外傷による脳損傷と関連のある(おそらく異常な)タウ・タンパク質の蓄積がみられたという。

科学者らは、このタウ・タンパク質がキツツキの脳損傷を示すものなのか、ある種の保護作用を持つものなのかを特定している。

余談

キツツキは、昆虫などの餌を得たり、つがい相手を呼び寄せたりするためにつつき行動をしている。

その時の重力加速度は最大1400G。

人間の場合は、60~100Gで脳震盪を起こす。

キツツキには、くちばし・舌・脳と頭蓋骨の間に隙間があり、つつき行動による影響を緩和する機能が備わっている。

なお、神経変性疾患とは中枢神経の中の特定の神経細胞群が徐々に死んでゆく病気でパーキンソン病やアルツハイマー病につながる。

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独り言

今回の研究がどれだけのサンプルを対象にしたのか明らかになっていないため個人的には信ぴょう性に欠ける。

またタウ・タンパク質についてもまだ分からないことが多い。

ちなみにタウ・タンパク質は中枢神経細胞に多数存在し、脳の神経ネットワークの機能で重要な役割をはたす。

ただタウ・タンパク質に異常が見られた場合は細長い神経細胞の構成要素である「軸索(※1)」が損傷し細胞が死に至るとされている。

※1:神経細胞の末端どうしをつなぐ細い伝達部

また、理化学研究所など一部の研究機関ではマウスによるものだが正常なタウ・タンパク質でも蓄積が進むと認知症症状を起こすという研究結果がある。

人間の場合も上記の通りパーキンソン病・アルツハイマー病・ハンチントン病など認知機能に障害を起こすとみられているタウ・タンパク質だが不明な点が多いのは否めない。

また、人間に悪いものが必ずしも他の生物にも害があるとは限らない。

以前投稿した「ハダカデバネズミ」の例にもある様に人間にはビタミンDが必要でも地中に住む生物が必要とは限らないのと同様なことがあるかもしれない。

ただ今回のニュースで明らかに言える発見は、

『キツツキの仲間であるセジロコゲラはタウ・タンパク質が多い状況でも繁殖し子孫を残せるくらい生きられるという事実』

この研究を進めることでアルツハイマー病などの研究に一役買う可能性を秘めているともいえる。

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