脳内イメージを映像化するAI?、京都大学の研究チームで!

2019年

ニュース

脳の中を見てみたいという夢が脳内イメージの映像化という事で実現するかもしれない。

京都大学の研究チームが発表した人工知能は人がイメージした映像を脳の活動から解読し、想像したものや見ているものを映像化できるという。

研究のメカニズムはfMRI(ファンクション・エム・アール・アイ※1)で脳内の血流動態反応を視覚化し、そこから得られた情報をAIに学習させるというもの。

この反応ならこんな絵という被験者からの情報をデータとして学習させることで映像化している。

現段階ではアルファベットのような単純なものの映像化が比較的精度が高く、物体や風景と言った複雑なものの映像化はかなり曖昧なようだ。

これは脳内でイメージするときに詳細にイメージできるかどうかにも関わっているようで今後のさらなる開発に期待したい。

ニュース記事では将来は思い出を『漫画の様に映像化できるかもしれない』と締めくくっている。

※1:fMRI:人や動物の脳・脊髄活動に関連する血流動態反応を視覚化する方法の一つ

断層写真を得るMRIの発展型でリアルタイムに脳の血流を調べることが出来る。

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独り言

今回の研究は視覚障害を持った人にとっても朗報になるかもしれない。

また視覚の構築についてのメカニズムを調べるうえでも有用な研究と思える。

視覚障害を持った人に

生まれつき視覚障害を持った人は物の形や情景を見るといった事を視覚から得ることはできない。

視覚は人にとって感覚器官のうちの9割を占めている。

この事から考えると視覚障碍者の人に視覚情報に変わる何かを与えられたら今までと違った生き方を提供する手段になりえる。

例えば この研究を応用して健常者が物を見てそれをイメージするデータを蓄積する。

そのデータを視覚障害者の人の脳にインプットする。

この脳にインプットする手法の一つは2017年12月にロチェスター大学の2人の神経科学者が、サルの運動前野に直接情報を送る実験に成功している。

(実験論文を学術誌『ニューロン』で発表)

いずれも研究段階ではあるが、研究を進めることで視覚障害を持った人に光がさす可能性は高い。

ただ、視覚の構築は複雑で人の場合は生れてから小学生低学年ごろまでの幼少期に徐々に形成されると言われている。

この視覚の構築のメカニズムの解明も必要になる。

視覚の構築の研究

視覚の構築は上記の通り小学校低学年頃までの長い期間を使って構築される。

意外なもので静止している物を見る視覚メカニズムと動いているものを見るメカニズムは異なる。

使う脳が違うのである。

また両眼による立体視も視覚構築の比較的 終盤で構築される。

生まれたての赤ちゃんは物をつかもうとしても手が空振りする仕草を見せるのがその一例だ。

また小学校低学年までは目の病気に掛かっても極力眼帯を付けないような治療を行うのは視覚構築を阻害しないためでもある。

このように視覚構築のメカニズムは複雑で今もって分かっていないことが多い。

今回の脳内イメージを映像化する研究を発展させ、先天的に見えない人・成長途中で視覚を失った人・成人してから視覚を失った人などを対象にデータを集める事で視覚メカニズムの研究が進むことが十分考えられる。

今後に期待したい。

追申

私自身先天的・後天的に片側だけだが聴覚障害を持っている。

もう片方も聞こえたらどれだけ楽しい思いが出来るだろうか。

幼少期にいじめられることが無かったに違いないなどと考えるときがある。

極端な話しサイボーグの様に見えても健常者なみに聴覚を持てたらと思う時が今でもある。

そのためだろうか障害を持つ人の光りになるような話題には敏感になってしまう。

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