米・血液検査で8種類の癌を発見する検査法を開発

2018年

ニュース

ニューズウィークの関連記事によると米・ジョンズ・ホプキンス大学の研究プロジェクトが、血液検査で8種類の癌を検知し、疾患の部位の特定にも役立つ新たな検査法「キャンサー・シーク」を開発した。

対象は卵巣癌、肝癌、胃癌、膵臓癌、食道癌、大腸癌、肺癌、乳癌の8種類。

キャンサー・シークにおいて重要なポイントは二点あると言われていて、それは「感度」と「特異度」

「感度」は癌とそうでないものをどれだけはっきり区別できるかを指し、「特異度」は癌ではない人を判断する指標。

今回の研究プロジェクトでは約1000人を対象に今回のキャンサー・シークを試したところ8種類の癌に対して感度は平均70%

ただし癌の種類によって違いがあり、卵巣癌がほぼ100%に対して乳癌が30%程度と低く種類の違いによる感度の違いが大きい事が今後の課題になりそうだ。

余談

日本でも国立がん研究センターなどのチームが開発した「腫瘍マーカー」方式の研究が進められており三年以内の実用化を目指している。

こちらは癌が分泌する微小な物質を検出する方式で費用は2万円程度。

対象は胃癌、食道癌、肺癌、肝臓癌、胆道癌、膵臓癌、大腸癌、卵巣癌、前立腺癌、ぼうこう癌、乳癌、肉腫、神経膠腫の13種類。

ただし、この方式は癌細胞が死ぬときに出るタンパク質を検出する方式のため現状では ある程度癌が進行しないと分からない。

そのため感度・特異性ともに課題が多い。

現在は癌細胞が血液中に分泌するマイクロRNAを調べることで感度と特異性の向上を図っている。

また他の癌細胞に先んじて一般に導入すべく乳癌に特化し模索している様だ(※1)

これらが実用化されれば健康診断などで導入することも検討されている。

※1:乳癌の癌細胞は他の細胞よりも脳に転移しやすい特徴を持っており、その特異性から早期発見が重要課題になっている。

関連記事

ニューズウィーク 血液検査で8種類のがんを発見する画期的な検査法が開発される

日本経済新聞 血液1滴でがん13種診断 早期発見へ臨床研究 

独り言

日本における年間死亡者数は約130万人。

うち癌による年間死亡者数は約37万3千人。

死亡者のうち約3割が癌による事になる。

統計という数字上の話しになるが癌が転移していない状態=早期発見による5年生存率は90%と言われている

5年生存率と90%という数字をどう見るかにもよるが早期発見により癌による死亡者数を減らす努力は続けるべきと思う。

考え方を否定するつもりはないが、中には早期発見して治療をしても苦しみを増やすだけという意見もある。

それでも多くの場合は医学を進歩させようという思いや 少しでも長く生きたいと思う人の割合の方が多いのではないだろうか。

それに医学を進歩させることを止めるのは おそらく不可能。

それならば いっそのこと進歩を加速して病気を突き抜け、毎年毎年 平均寿命を1年・2年と延ばしてしまえばいい。

毎年1年ずつ平均寿命が延びれば事実上「不老不死」になったも同然の状態になる。

それくらい医学や科学を進歩させてしまえば科学が進歩することに対する不安はおそらくではあるが無くなる。

お薦め>>>***人気の記事一覧***

**「エントロピー増大の投稿」を御覧 頂きありがとうございます。**